観光地

キャメロンハイランドのオプショナルツアーでマレーシアの茶農業BOHティー農園を見学 2017.7.3

2017/07/16


スポンサーリンク

「苔の森発見ツアー(半日ツアー)」

ツアー全体では以下のようなところを見学しますが、
本項では、以下の赤い字の部分について
書きます。

・ブリンチャン山(標高2032m)

・苔の森 (最古の森)

・ジャングルトレッキング(短いトレッキング)

・BOHティー紅茶プランテーション農場と工場見学 

・バタフライファーム見学 (入場料は別途)

参加費:大人:1300円 子供:1040円 (RM1=26円として)

出発時刻:午前8:45 または 午後2:15

 

・BOHティー紅茶プランテーション農場と工場見学

BOHティーは、マレーシアでは有名なブランドで、
紅茶好きの人ならけっこう知ってると思います。

以前、宇都宮の紅茶専門店「 Y's tea」に、
少しだけ持っていったら
かなり喜ばれたことがあります。

「 Y's tea」は、インド産の紅茶がメインですが、
社長は、BOHティーのことはご存知でした。

さて、今日はそのBOHティーの農園見学です。

かなり狭い悪路を4輪駆動のジープのような車で
登っていき、途中見晴らしの良い場所で
止まってガイドが説明してくれました。

BOHティーのプランテーション看板↓↓↓

 

とは、いっても、
私の英語聞き取り能力では、
さっぱりで、
すでに説明したかもしれない
茶摘みの時期について質問したら、
3週間に1回と聞いてビックリです。

日本なら、5月の連休頃に一番茶を摘んで、
その後1カ月ごとくらいで二番茶、三番茶と
摘んでいきます。

せいぜい年に3回程度。

茶摘みは、年に17回?

ところが、ここマレーシアでは、
3週間に一度なので、
1年間は52週とすれば、17回は刈り取りが
できる計算になります。

茶畑もよくみると、
刈り取ったばかりのところと、
刈る直前の状態とが混在しています。

緑の色が違うのは刈り取り前か
刈り取り後か、の違いです。↓↓↓

ここは標高は、1500m以上と高いのですが、
熱帯の日差しは強く、年中暑いので、
お茶の新芽もどんどん育つのでしょう。

朝夕は霧も発生するような
熱帯雨林にかこまれていますので、
静岡県の大井川上流のような
朝夕霧が発生する場所と似て、
良いお茶が採れるのでしょう。

ただ、この日は月曜日で、
茶工場は休みで工場の見学はできませんでした。

 

BOHティーの工場と喫茶店の案内 ↓↓↓

ちゃんと月曜休みと、書いてあった。残念!!

インドネシアのバリ島に
行ったときは年間4回稲刈りすると
聞いて、
田んぼを見ると
稲刈りしたばかりの田んぼと
田植えしたばかりの田んぼが
すぐ横に並んでいました。

日本なら、せいぜい二期作まででしょうが、
バリ島では四期作ということになりますね。

そのお茶版だと考えると
考えやすいかもしれません。

お茶の場合はイネと違って、
一度植えればしばらくは
同じ木から何度も新芽を
摘み取りますので、
同じ木から年間17回摘み取る計算になります。

なので、
マレーシアのお茶は17期作というかというと、
日本でもお茶は3期作とはいわないので、
17期作とはいわんでしょう。

イネと違って、田植えや種まきしないからね。

ついでに、昔習った、二毛作という言葉も
チェックしときますね。

二毛作は、同じ畑(田んぼ)に違う作物を
植えることで、
栃木県南部では、冬場はビール麦(11月種まき)、
6月に麦刈りしたあと、すぐに水を入れて田んぼにして、
田植えします。
こういうのを二毛作といいます。

二期作は、同じ田んぼに同じ稲を年に2回植えることですね。
沖縄の石垣島あたりでも試験的に四期作やって、
イネの品種改良を早めるなんて話をきいたことあります。

茶摘みはミシンでやる?

かなり急な斜面もあるので、
茶摘みは手でやるの?って
聞いたら、
ガイドいわく「ミシン、ミシン」という。

ミシンといえば日本では
布を縫う機械のことなので、
昔の足ふみミシンのようなものが
あるのかと思いました。

でも、よく聞いたら、
ミシンは、
machine マシーン、機械、のこと、

日本のミシンは、
もともとsewing machine(縫う機械)から、
ミシンというようになったと
どこかできいたことがあるので、
私がミシンと聞き取ったのは、
大間違いという
わけではなかったようです。

ミシンの音が聞こえないか?

 

ミシンの音が聞こえた茶畑↓↓↓

 

確かに、日本の茶刈り機の
ような音が聞こえました。

どうやら、冒頭の説明で、
いろんな数字を羅列してしゃべっていたのは
手摘みだと、1日何キロ、
マシンなら1日何キロ刈れる、
というような話だったと思う。

もう、英語で数字ペラペラ言われると、
私の理解能力完全にオーバーで
よくわかりませんでした。

あと、
お茶というのは、同じ木から採った葉っぱを
製法の違いで、紅茶やグリーンティになるのだ、
ということを言ってたようです。

このあたりのことは、
もともと日本でも知識があるので、
だいたいわかりました。

一緒にツアーに参加した人たち↓↓↓

一緒にツアーに参加した外人たちは、
茶畑で写真撮ったりしてましたが、

静岡に6年半住んだことがあり、
しかもお茶農業の関係者と
かなり付き合いのある仕事や友達もいる
私としては茶畑はぜんぜん珍しくないのです。

ただ、静岡の平野部ような
平面に畦があるような
茶畑ではなく、
かなりな急斜面で人の歩く道も相当細くて
曲がりくねった道で
農作業のしにくそうな畑だな、
とは思いました。

 

急斜面に作られた茶畑↓↓↓

静岡県でも大井川上流の川根という
地区では急な斜面に茶畑を作っており
似ていますが、
それでも斜面の等高線に沿って
茶樹の畦があります。
ここマレーシアでは、
畦の幅が日本より広いようで、
等高線とは別の考え方で
畦がつくられているような
感じです。

 

畦幅は広く、道路までは遠い。茶畑でないところはジャングル ↓↓↓

 

トラックのくる道までの距離も長く、
刈り取った茶葉をトラックまで運ぶのも
大変な感じがしました。

BOHティーの緑茶はうまいのか?

BOHティーブランドの紅茶は、
以前買ったことがあり、
おいしいことがわかっています。

それで、ヘリテージホテルの部屋に
備え付けてあったGreen Teaと書いてある
ティーバッグのお茶を飲んでみました。

まず、色はこんな感じで、
とても
グリーンティーとはいえません。

味も、日本のほうじ茶以下です。

 

袋にはCAMERON VALLEY Green Tea と書いてあるが・・・

淹れてみると、色はまさに茶色。↓↓↓

 

これは、BOHティーブランドじゃないから、
しょうがない、と思って、

町に出たとき
BOHティーブランドの
紅茶とグリーンティーを買ってみました。

 

紅茶 50袋でRM7.7 ↓↓↓

 

BOHブランドの緑茶 50袋入りでRM10 ↓↓↓

 

お値段は、紅茶がRM7.7、
緑茶がRM10(ともに50入り)と
緑茶のほうが
高いし、パッケージには
おいしそうな緑茶の写真が載っています。

で、日本に帰って、
職場で淹れてみたら
さっきのホテルのお茶とおんなじ色で、
日本のほうじ茶以下です。

静岡で6年以上暮らし、
今も毎年新茶の季節には
静岡の友人から新茶が送られてきます。

そんな日本の緑茶の味を知っている
私の舌では、
とても飲めたものじゃありません。

職場でも、ほぼ同じ意見でした。

まとめ

BOHティーブランド茶農園見学

茶の摘み取りは3週間に1回で、
季節は関係なし。

摘み取りは機械で行なう。

月曜日はBOHティー工場と喫茶店、売店休みです。

BOHティーといえども緑茶はまずい。

スポンサーリンク

-観光地
-, ,