旅の知恵

マレーシアの治安を外務省のサイトで確認すると・・・

2018/02/09


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まず、マレーシアの地図を頭に入れておきましょう。
マレーシアはマレー半島とボルネオ島とにわかれており、
それぞれ西マレーシア、東マレーシアと
よぶこともあります。

2016年6月25日現在、

マレーシア国全体に対して、旅行制限区域は
ありません。
マレーシア全体の治安 外務省海外安全ページより

マレーシア全体の治安
外務省海外安全ページより

ただし、東マレーシア(ボルネオ島)の一部には
つぎのように、渡航中止勧告がでています。

東マレーシア(ボルネオ島)の治安 外務省海外安全ページより

東マレーシア(ボルネオ島)の治安
外務省海外安全ページより

「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」(継続)
ア、サバ州東側の島嶼部及び周辺海域

イ、サバ州東海岸のうち,サンダカン,
ラハ・ダトゥ,クナ及びセンポルナ周辺地域

「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」(継続)
ウ、サバ州東海岸のうち,
上記ア、イの「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」
発出以外の地域(タワウ含む)

サンダカン、ラハ・ダトゥは私も行ったことがあり、
オランウータンやテングザルの観察には
非常に適した熱帯雨林が保護されている地域の
入口で、ここの渡航中止勧告が出ているのは
大変残念です。
そんなに治安が悪化しているのでしょうか?

 

渡航中止勧告(治安悪化)の理由

なぜ、渡航中止を勧告しているかというと、
2013年2月,「スールー王国軍(Royal Sulu Sultanate Army)」と称する武装勢力が
フィリピン側から侵入してきた事件があったためです。
2013年の6月にはマレーシア警察・軍によって事態は沈静化しています。
スールー・スルタンはサバの領有権を引き続き主張しているため、
危険であると、外務省は判断しています。

つまり、日本でいえば、北海道や沖縄が
日本から独立するといって、
内戦状態になり、一応日本政府の自衛隊が
ことを収めた、と例えればわかりやすいですね。

また、,サバ州東側の島嶼部及び周辺海域及び同州東海岸一部地域においては,
イスラム過激化組織アブ・サヤフ・グループ(ASG)等による
誘拐事件などが発生しているためです。

ASGはISIL(イスラム国)に対し忠誠を誓っています。

マレー半島と東マレーシア(ボルネオ島)の大部分は問題なし

西マレーシアとよばれるマレー半島部の
クアラルンプールやレダン島、ペナン島、マラッカあたりの
治安は問題ないようです。

東マレーシア(ボルネオ島)のサバ州都コタキナバルや
世界遺産キナバル公園やサラワク州のクチン、
世界遺産のグヌンムル国立公園
なども治安の問題はないようです。

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外務省のサイトをみると

 

外務省海外安全ホームページを見てみると
つぎのようになっており、
世界全体の7割近くがが黄色~オレンジ~赤に塗られており、
なんらかの注意をよびかけています。

世界の治安 外務省海外安全ページより

世界の治安
外務省海外安全ページより

真っ白で安全にみえるのが

アメリカ、カナダ、韓国、中国、ヨーロッパ、
オーストラリア、アルゼンチンくらいですね。

これらの国の治安はまったく問題ない、のでしょうか。

それぞれの色は下記のように
わかれており、地震の震度のような感じですね。

安全情報のレベル

黄色:「レベル1:十分注意してください。」
黄土色:「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」
オレンジ色:「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」
赤色:「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」

一方で、下記のように外務省は表明しており

このホームページに掲載する海外安全情報は、
法的な強制力をもって皆様の渡航を禁止したり、
退避を命令したりするものではありません。
同様に旅行会社の主催する旅行を中止させる効力もありません。

あくまでも、「勧告」に過ぎないと
言っています。

渡航中止勧告を無視するとどうなるのか?

ところが、現在も国全体が真っ赤になっているシリアへの
渡航を表明していた新潟県のカメラマン杉本祐一さんに対しては
警察とタッグを組んで旅券(パスポート)の返納を命じ、旅券を
返納させています。

外務省の職員は返納しない場合は逮捕する、とまで言ったそうです。
事実上の渡航禁止命令です。 2015年2月7日

この件についての
外務省のサイトに書いてある外務省の言い分はつぎのとおりです。

シリア渡航を表明する邦人に対する旅券返納命令

平成27年2月7日,外務大臣はシリアへの渡航を
計画する邦人(50代男性)に対し旅券の返納を命じ,
同人の旅券を受領しました。

同人は隣接国を経由してシリアへ渡航する旨メディアを含む
公の場で表明してきており,外務省は,
警察庁とともに累次に亘り渡航の自粛を強く説得しましたが,
同人はシリア渡航の意志を変えるに至りませんでした。

外務大臣は,旅券法第19条第1項第4号の規定に基づき,
旅券の名義人の生命,身体又は財産の保護のために渡航を
中止させる必要があると認められる場合にあたり,
かつ緊急に同人に対し旅券を返納させる必要があると判断し,
同人に旅券の返納を命じたものです。

杉本祐一さんの記者会見の模様はこちらです。

杉本祐一さん本人は次のように語り
裁判沙汰になっております。

外務省の処分は
「憲法で保障された渡航や報道の自由を侵害し、
違法だ」として、
処分の取り消しを国に求める訴訟を東京地裁に起こしています。

2015年2月といえば、イスラム国による
日本人拘束、殺害の事件があったばかりなので
外務省(日本政府)もピリピリしていた時期なのでしょうね。

旅行中に何かあったらどうするの?

いまは安全でも旅行中に危険になるかもしれませんので
外務省の運営する「たびレジ」というサイトに
旅行先や日程、名前などを登録しておくと、
何かあったときは緊急の連絡が外務省から
届きます。

「たびレジ」
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/

メールの宛先として自分のアドレス以外に
家族や職場のアドレスも登録できます。

今現在、具体的な海外旅行予定がない方でも
簡易登録することによって
海外の安全情報が手に入ります。

まとめ

マレーシア全体では治安はよい。

東マレーシア(ボルネオ島)の沿岸部では渡航中止勧告が
出ている(レベル3、2)。

つぎのところは問題なし。
西マレーシアのマレー半島部にある
クアラルンプール、マラッカ、レダン島、ペナン島など

東マレーシア(ボルネオ島)の大部分
サバ州のコタキナバル、世界遺産のキナバル公園、
世界遺産グヌンムル国立公園のあるサラワク州

最後までお読みいただきありがとうございました。

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